結婚している男性が
パートナーの女性の呼び方
どれが適している?
①妻
②嫁
③女房
④奥さん
⑤家内
⑥カミさん
1番多いのは奥さん
実は
適した呼び方と
適していない呼び方がある
①妻=親に認められて共に生活する女性
最古の呼び方は妻
日本最古の古事記にも記されている
奈良時代には婚姻制度がなく
親に認められて共に生活する女性を
妻と呼んでいた
明治時代になると現在のような婚姻制度が確立
結婚相手のことを正式に妻と呼ぶようになった
妻は適している
②嫁=息子のパートナー
1275年頃鎌倉時代に書かれた
名語気に嫁という字が記されいて
息子の妻を嫁と名付けると書かれている
なぜ息子の妻を嫁というのか
それは
男性の両親が近所の人に
家に良い女が来てくれた
良い=ヨ
女=メ
ヨメと呼ばれるようになった
息子の妻という意味なので
パートナーを呼ぶのに
嫁は不適切
③女房=使用人の女
女房は使用人の女性という意味
なぜそう呼ぶ
平安時代身分の高い貴族は
妻以外に食事など身の回りの世話をする
女性を屋敷に住まわせていた
使用人の女=女(にょう)
部屋=房
いつしか
使用人の女性のことを
女房と呼ぶようになった
女房は不適切
④奥さん=奥の方の部屋に住んでいる他人のパートナー
1562年頃室町時代に書かれた
北条幻庵覚書に
奥さんの由来となるおくがたと書かれており
その意味は
奥の方の部屋を表す意味で使われていた
身分の高い屋敷の主人は
パートナーの女性を屋敷の奥の方の部屋
に住まわせていた
奥に住む主のパートナーのことを
皆んなは敬意を込めて
奥方と呼ぶようになった
その後奥方という言葉が変化して
奥様 奥さんと呼ぶようになった
奥さんは不適切
⑤家内=家の中にいる人
家内という言葉は
家の中という意味で使われている
なぜ家内を人に対して使うのか
明治時代日本に会社制度が誕生
男性は家の外の会社で働き
女性は専業主婦として家の中を守るという家族が増えていった
そして
家の外で働くようになった人が
自分のパートナーを
家の中にいる人という意味で
家内と呼ぶようになった
しかし
家内という言葉は
家の中にいる人という意味なので
外で働く人が増えている現代社会では
家内は不適切
⑥カミさん=目上の人
カミさんとい言葉は目上の人を表す言葉
神様=カミさん
神様が変化してできた言葉
自分より偉い人=カミさん
現代社会では対等な立場であるパートナーを呼ぶ言葉としては
カミさんは不適切
自分のパートナーを呼ぶ言葉は
①の妻一つだけでした。
呼び方を変えないとまずい人がいそうですね。